井筒和幸

いづつ かずゆき

日本を代表する映画監督。県立奈良高校に在学中から映画制作を始める。
75年、高校時代の仲間と作ったピンク映画「行く行くマイトガイ 性春の悶々」で製作・監督デビュー。「ガキ帝国」(81)で日本映画監督協会新人奨励賞を受賞、「岸和田少年愚連隊」(96)で第39回ブルーリボン最優秀作品賞を受賞した。日本人の少年と在日朝鮮人の少女の恋を描いた「パッチギ!」(04)が大ヒット、日本アカデミー賞優秀監督賞、優秀脚本賞(羽原大介と共同)のほか多数の映画賞を受賞。07年には続編「パッチギ! LOVE&PEACE」を監督した。その他の作品に「二代目はクリスチャン」(85)、「ゲロッパ!」(03)、「黄金を抱いて翔べ」(12)など。TVやラジオでコメンテーターとしても活躍している。

生年月日 1952年12月13日
出身地 奈良県
血液型 A型
国籍 日本

【監督代表作品】
1975年『行く行くマイトガイ 性春の悶々』(井筒和生 名義、三上寛 茜ゆう子 橘ルミ子)
1981年『ガキ帝国』(島田紳助・松本竜介・趙方豪)
1983年『みゆき』(永瀬正敏 宇沙美ゆかり 三田寛子)
1985年『二代目はクリスチャン』(志穂美悦子 岩城滉一 柄本明)
1986年『犬死にせしもの』(真田広之 佐藤浩市 安田成美)
1994年『罪と罰 ドタマかちわったろかの巻』(間寛平 坂上香織 古尾谷雅人)
1996年『岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS』(矢部浩之・岡村隆史(ナインティナイン)、大河内奈々子)
1996年『さすらいのトラブルバスター』(鹿賀丈史 久本雅美 村田雄浩)
1999年『のど自慢』(室井滋 尾藤イサオ 小林稔侍)
1999年『ビッグ・ショー! ハワイに唄えば』(室井滋 尾藤イサオ 竹内結子)
2003年『ゲロッパ! GET UP!』(西田敏行 常盤貴子 山本太郎)
2005年『パッチギ!』(塩谷瞬 高岡蒼佑 沢尻エリカ)
2007年『パッチギ! LOVE&PEACE』(井坂俊哉 中村ゆり 藤井隆)
2008年『TO THE FUTURE』(光石研)
2010年『ヒーローショー』(ジャルジャル)
2012年『黄金を抱いて翔べ』(妻夫木聡、浅野忠信)
2020年『無頼』(松本利夫(EXILE)柳ゆり菜、中村達也、ラサール石井、小木茂光、升毅 他)

【受賞歴】
第22回(1981年)日本映画監督協会新人奨励賞(『ガキ帝国』)
第39回(1996年度)ブルーリボン賞 作品賞(『岸和田少年愚連隊』)
第48回(2005年度)ブルーリボン賞 作品賞(『パッチギ!』)
第29回日本アカデミー賞 優秀監督賞(『パッチギ!』)
第79回(2005年度) キネマ旬報ベスト・テン 日本映画監督賞(『パッチギ!』)
第27回(2005年度)ヨコハマ映画祭 監督賞(『パッチギ!』)
第20回(2006年)高崎映画祭 最優秀監督賞(『パッチギ!』)
第25回(2011年)高崎映画祭 最優秀監督賞(『ヒーローショー』)

【TV】
ズームイン!!SUPER(日本テレビ)※投稿ビデオ大賞の審査委員長を務める
ピンポン!(TBS)
きょう発プラス!(TBS)
ガチンコ!(TBS)※「ガチンコ女優学院」(2000年)
THE・サンデー (日本テレビ)
ぐるぐるナインティナイン(日本テレビ)
どっちの料理ショー(讀賣テレビ)
爆笑問題のバク天!(TBS)
虎の門 (テレビ朝日)
プライスバラエティ ナンボDEなんぼ(関西テレビ)
いい旅・夢気分 (テレビ東京)
浜ちゃんが!(読売テレビ)
土曜スペシャル(テレビ東京)
かんさい情報ネットTen!(読売テレビ)※木曜日レギュラー出演で、2011年3月末まで
探検バクモン(NHK)
プロジェクト2030(NHK)
アートエンターテインメント 迷宮美術館(NHK)※キュレーターとしてのイレギュラー出演
U型テレビ(北海道文化放送)※水曜日レギュラー出演、2012年3月末まで
初森ベマーズ
ワイド!スクランブル(テレビ朝日)※水曜日レギュラー出演、2017年3月末まで

【ラジオ】
井筒和幸の土曜ニュースアドベンチャー (ニッポン放送)2002年7月 - 2005年3月
ブジオ! (TBSラジオ)※火曜日担当
CUT BACK(α-STATION)2006年4月 - 10月
GEO@チャンネル presents シネラバ(TOKYO FM)
Kakiiin(TBSラジオ)
井筒とマツコ 禁断のラジオ (文化放送)2011年4月 - 2014年9月

【CM】
ダイハツ工業 「テリオスルキア」
味の素 「うまいシリーズ」
マツダ 「アテンザ」
ツーカーセルラー 東海 「料金プラン ファミリーズ」
株式会社ツムラ「きき湯」
ツーカーセルラー東海「料金プランファミリーズ」
シチズン「リビエール」
近畿労働金庫「近畿ろうきん」
株式会社藤商事「CR宇宙戦艦ヤマト2」
アサヒビール株式会社「クリアアサヒ」
志摩スペイン村

【講演】
テレビやラジオのバラエティ番組や情報番組への出演、執筆活動のほか、映画評論や政治論評についての講演依頼も多数。

【著書】
「あの娘をペットにしたくて」(1986.9/双葉社)
「大阪呑気大辞典」(共著)(1988.8/宝島社)※出版時はJICC出版局
「アメリカの活動写真(フィルム)が先生だった〜憎たらしいほど愛しい映画達」(1998.12/小学館)
「宇宙の法則」(1990.1/メディアファクトリー)
「こちトラ自腹じゃ」(2002.11/ワニマガジン社)
「小説ゲロッパ!」(2003. 8/ソニー・マガジンズ)
「アホか、お前ら!」(2004. 2/徳間書店)
「こちトラ自腹じゃ! 101本斬り」(2004.12/テレビ朝日)
「憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言」(共著)(2005.8/岩波書店)
「サルに教える映画の話」(2005.10/バジリコ)
「憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本」(共著)2006.7/日本評論社)
「愛、平和、パッチギ!」(共著)(2007.5/講談社)
「14歳の世渡り術 民族の壁どついたる! 在日コリアンとのつき合い方」(2007.5/河出書房新社)
「豊かで複雑な、僕たちのこの世界 森達也対談集」(対談参加)(2007.8/作品社)
「姜尚中対談集 それぞれの韓国そして朝鮮」(共著)(2007.12/KADOKAWA)
「大阪呑気大辞典 増補新版」(共著)(2008.9宝島社文庫)
「ガキ以上、愚連隊未満。」(2010.5/ダイヤモンド社)
「憲法が変わっても戦争にならない?」(共著)(2013.7/ちくま文庫)


【連載コラム】
週刊アサヒ芸能 「井筒監督の毒舌ストレート時評 アホか、お前ら!」(徳間書店)
週刊現代    「井筒和幸の今週の映画監督 ムービーメーカー」(講談社)
日刊ゲンダイ  「映画監督 井筒和幸「怒怒哀楽」劇場」(日刊現代)
クリエイターズ ステーション「井筒和幸のGet It Up!」(フェローズ)

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